「神経症」「うつ」「HSP」のお悩み克服 精神心理カウンセラーの堀川です🍀🍀🍀。
今回は、「苦痛と欲望」について、森田先生が語られたこと、そして「ご相談者から頂いた体験と感想」について投稿させていただきます。
「苦痛と欲望」について…
午前、神経質に関して先生のお話があった。
神経質は欲望が強い。向上心が盛んである。ただ苦痛を恐れ避けようとするために、一念に帰することもできなければ、苦痛を度外視して、欲望に突進することもできず、両者の中間に、空に迷っているものである。
ここの家の猿は、三尺の鎖でも四尺の鎖でも、己の現在の境涯と他とを比較し、他を羨むとかいうことはない。一念であるから、心の葛藤はない。つねに満足である。
けれども人間は猿ではないから、苦痛と欲望との間に、心の葛藤のないわけにはいかない。この葛藤の大きいほど、偉大な人間である。釈尊は人生の無常を徹底的に苦悩したから、ついにあの解脱に達したのである。
苦痛と欲望とは楯の両面である。苦痛の大小と欲望の大小はつねに相対したものである。苦痛の小さいことを欲するものは猿になれ、苦痛の大きなことを望むならば釈尊にもなれとかいう意味であった。(『神経衰弱と強迫観念の根治法』)
★「ご相談者から頂いた体験と感想」
私は19歳の浪人生の頃、受験期間中にはじまった「不眠症」にとらわれて、集中して勉強ができなくなってしまいました。
その頃は、有名大学に進学して、一生懸命勉学に励み、社会で活躍して生きがいのある人生を送ることが私の大きな目標でした。しかし、ろくに勉強もできないこの状況では、夢や希望なんて到底抱くことができない。
この「不眠症」さえ無くなったらと、色々な治療に明け暮れ、数年経った頃、堀川先生のカウンセリングと出会うことができました。
~症状へのとらわれ~
その当時は、一日中「不眠症」のことが頭から離れず、仕事も手が付かない状態でした。
この「不眠症」さえ治れば何でもできる、そんな万能感と絶望感の間を右往左往と揺れ動いていました。その時の私は何としても、この「不眠症」の苦痛から逃れたい。その気持ちしかありませんでした。
~気づきの始まり~
そんなとき、カウンセリングで堀川先生から、「森田先生は小さい苦痛を求めるのならば猿になれと言っています」と冒頭の「苦痛と欲望」のお話を聞きました。何か”ハッ”としたことを、いまでも覚えています。
「不眠症」で眠れないことだけを過大に考えて、その不快な気持ちや感情を取り除こう取り除こうと無益な努力をしていたこと…。
そして、その「不眠症」が原因で何もできないと自分で勝手に思い込み、現実に目を向けず逃げていただけだと…。
~克服へ向けて~
その後、私は堀川先生のアドバイスを頂きながら、目の前の現実から逃げることを少しづつ止めるようにしました。
堀川先生のカウンセリングを受け続けたお蔭で、私は人生の再スタートを切ることができました。
「不眠症」に振り回されるのではなく、何事にも「目的本位」で行動することが大切であると…。
~気づきからのち~
「不眠症」にとらわれ、人生の生きがいや仕事のやりがいを、あれだけ求めても無力感や虚無感しか味わえなかった悩んでいたあの頃…。
いまは堀川先生のカウンセリングで助けていただき、仕事をやり終えた後でふと感じる充実感に気づくことができるようになりました。そしていま苦しくとも、人生に奮闘して、微力ながらも社会に貢献したいと思いながら、日々を過ごしています。
~人生に悩みは尽きない~
「不眠症」のとらわれから解放されると何事もうまくいくと思っていました。
しかし、仕事や生活など人生での悩みは無くならないものだと、最近つくづくと感じています。
いまでも堀川先生には、仕事や生活で起こる様々な悩み事の相談をさせていただいています。
引き続き、よろしくお願い申し上げます。
今回の投稿は以上となります。
「あなたは独りではありません❗❗」
私と一緒に、「神経症」「うつ」「HSP」の悩みや生きづらさを克服しましょう🍀🎵❗
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