「神経症」「うつ」「HSP」のお悩み克服
精神心理カウンセラーの堀川です。
今回は、「他の不安障害」とは?の二つ目「全般性不安障害」について、理解を深めて行きましょう❗
「全般性不安障害」は、様々なことについて必要以上に心配し、将来への不安があり、慢性的な不安状態であることが特徴の「不安障害」です。
「パニック障害」が突発的に発生する強い不安状態であるのに対し、「全般性不安障害」は漠然とした不安状態が持続します。
一般的には「心配性」と思われることが少なくありませんが、悩む方にとってはとても辛い「不安障害」です。森田先生の時代では、「全般性不安障害」と「パニック障害」は、ひとくくりで「不安神経症」と呼ばれていました。また、「全般性不安障害」は「パニック障害」と同じく、女性に多いのが特徴の「不安障害」です。
「全般性不安障害」の症状は、「パニック障害」のように突発的に強い「パニック発作」の症状が現れるのではなく、症状が持続していくのが大きな特徴です。
また、慢性の環境的ストレスと関連している場合が度々あり、人により症状は色々ありますが、動揺し、慢性化する傾向があります。
「パニック障害」の症状と比較して、心臓や呼吸の症状は強くはありませんが、胃腸症状、手掌発汗、汗をかきやすい、震えや筋緊張、睡眠障害、寝つきが悪い、脈が速い、頭痛、肩こり、喉が詰まる感じ、便秘などが持続する傾向があります。
「全般性不安障害」の不安は日常生活のあらゆることが対象であり、悩む人によって不安の対象は異なり、実にさまざまな「不安」を指します。
例えば、両親が死ぬのではないか?、大災害が起こるのではないか?、自分が自殺するのではないか?、交通事故に遭うのではないか?、子どもが通学中に転んで怪我をするのではないか?、会社に行っている夫が脳梗塞で倒れるのではないか?、家計がうまくいかず生活していけなくなるのではないか?等々といった不安が次々に心配になってしまい、一日中緊張してリラックスすることができない状態になります。
「全般性不安障害」に悩む方の多くは、生まれてからずっと「心配性」だったと言われています。そういう、元来「心配性」の人が何らかのストレスが掛かる環境に置かれ、不安感が高まり「不安障害」といえる状態が概ね半年以上継続したとき、精神医学的に「全般性不安障害」と診断されます。
今回の学びは以上になります。お読み頂きましてありがとうございました。
「神経症」「うつ」「HPS」の悩みや生きづらさは一朝一夕では克服できません。
いまはグッと堪えて、「森田療法理論」の学習に入る前に、ご自身が悩んでらっしゃる「神経症」「うつ」「HSP」と他の「神経症」の症状について理解しておくことがとても大切です。その大切さは、あなたが悩みから解放されたときに必ず理解できます‼️
決してあなたは一人ではありません‼️
私と共に我慢強く学んで行きましょう🎵‼️