「神経症」「うつ」「HSP」のお悩み克服 精神心理カウンセラーの堀川です。
今回は「身体表現性障害」の2つ目、「心気障害」について投稿させて頂きます。
「心気障害」とは?
「心気障害」は「心気症」と呼ばれることもあります。
「心気障害」は、例えば癌のように重篤な病気で、しかも進行性を伴う、身体的疾病に罹っているという、可能性への頑ななとらわれに縛られた(とらわれた)状態をいいます。また「心気障害」に悩む方は、執拗に自身の身体的異常を訴え、医療機関のさまざまな診察や精密検査を求める傾向があります。
「醜形恐怖」も含まれます
さらに、自分自身の身体的な外見に「とらわれ」ることも少なくありません。
具体的には、自分の顔や表情(見た目)や体形が醜いとか見苦しいといった、自意識過剰気味で非現実的な考えにとらわれる「神経症性障害的恐怖症」です。それを「醜形恐怖」といい、この症状は決して現代特有的なものではなく、森田療法の創始者・森田正馬先生の時代(大正期)にも存在しました。この症状は、現代精神医学の概念では、「心気障害」のカテゴリーに入ります。
「神経症(神経症性障害)」の形成
また、「心気障害」に「とらわれ」ていない人が感じる、正常なおよび普通の感覚や外見が、「心気障害」に悩む方にとっては異常に感じ、自分自身に苦悩を及ぼしていると考えることが少なくありません。「心気障害」に悩まれる方の大半が、身体のいくつかの器官または器官系統にのみ意識が集中すること、そしてそれに「とらわれ(がんじがらめ)」てしまうことによって「神経症(神経症性障害)」が形成されていきます。
「うつ」と「心気障害」
「心気障害」は男性女性の区別なく生じる「神経症性障害」と言われてますが、たびたび、明らかな抑うつと不安感情が症状として出現することから、それに対して医学的な診断を必要とすることがあります。
その理由は、「うつ病」の症状の中には、「心気障害」と似通って、自分自身が何か重い身体の病気になってしまったのではないか?という身体的愁訴を繰り返し訴えるケースがあるからです。
一般的に、50歳前後から「心気障害」が現れるということは、ごく稀と現代の精神医学上では言われています。しかし、私個人的にはこれはあくまで目安の一つだと思っています。また、「うつ」などの精神症状と「心気障害」双方の症状経過のプロセスは、慢性的であり動揺性を伴うことが少なくありません。
今回の投稿は以上となります。
「あなたは独りではありません!!」
私と一緒に、「神経症」「うつ」「HSP」の悩みや生きづらさを克服しましょう!
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