「神経症」「うつ」「HSP」のお悩み克服 精神心理カウンセラーの堀川です🍀🍀🍀。
今回は「身体表現性障害」の3つ目、「自律神経機能不全」ついて投稿させて頂きます。
「自律神経機能不全」とは?
「自律神経機能不全」は、自律神経のある限定されたところ(系統と言われます)に、あたかも器質的な障害があるかのようにして起こる症状です。お聞きになった方も少なくないと思われますが、一般的に「自律神経失調症」と呼ばれています。
「自律神経機能不全」の症状
「自律神経機能不全」に悩む方の訴える症状は、個人個人よってさまざまに異なりますが、あたかも自分自身の身体の気になるところの大部分、または完全に自律神経の支配とコントロール下にある(←自分の意思ではコントロールできない)系統や器官、大きく分類すると、心血管系・消化器系・呼吸器系統・生殖器・泌尿器系の身体の違和感を、身体的障害によるものであると思い(思い込み)、医療機関等へ症状を訴えます。
この「自律神経機能不全」に悩む方で多い症状は、一般的な例として、心臓神経症(←心血管系)、心因性過呼吸やしゃっくり、咳(←呼吸器系)、胃腸神経症と心因性下痢症、過敏性腸症候群、心因性の頻尿(←消化器系)などがあります。
「自律神経機能不全」の2つの形
さらに「自律神経機能不全」の症状には、2つの形があると言われています。そのどちらも共に、悩む方にとって気になる器官あるいは系統の「身体的障害」を一概に示すものではありません。
第1の形は、医療分野で診察を受けた際の診断のほとんどの部分が、動悸や発汗、紅潮(顔面など)、振戦(手足や体、顔、首などの震え)のような自律神経の亢進徴候(高まることや昂ること)に基づく症状の訴えによって特徴づけられます。
第2の形は、一過性の鈍痛や疼痛、灼熱感、何か重たい感じ、締めつけられる感じや、膨れあがっている(膨張感)、あるいは拡張しているという感覚など…。「主観的」で非特異的な症状によって特徴づけられます。
「先天的」ではなく「後天的」に付け加わった症状
これらの症状は自律神経症状と同じように、悩まれる方によって特定の器官あるいは系統に関連づけられます。
見られる特徴として、明らかに自律神経系が関連付けられていること。そして、元々その人が資質として持っているものではなく(先天性ではなく)、後天的に付け加わった非特異的な「主観的」な訴え、さらに特殊な身体の器官または系統が障害の原因であると思い(思い込み)、執拗に苦しみや悲しみを訴えることが見受けらるのが、「自律神経機能不全」の特徴です。
(参考)自律神経とは?
自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2つがあります。
「交感神経」は人が緊張したときに優位に働く神経系統のことを言います。交感神経の働きが高まると、全身の血管が収縮し、アドレナリンと呼ばれる体内物質が分泌されます。そして、瞳孔が開き、消化器官や泌尿器系の働きを抑制します。その働きにより、身体が緊急を要する事態に対応しやすい状態になります。
もう一方の「副交感神経」は人間がリラックスした状態のときに優位に働く神経系統です。この副交感神経の働きが優位になると、血管が広がり、瞳孔は縮小し、消化器官や泌尿器官の働きが活発になります。そのことによって、身体の機能を回復させる状態にさせます。
今回の投稿は以上となります。
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