🌈『精神交互作用とは何か?』・・・⇒ 神経症 治し方、鬱 治し方、HSP対処方法、強迫性障害 治し方、不安障害 治し方、森田療法 やり方、ご相談者の声、カウンセリング

「神経症」「うつ」「HSP」のお悩み克服 精神心理カウンセラーの堀川です🍀🍀🍀。

今回は、「精神交互作用とは何か?」について森田先生が語られたこと、そして「ご相談者から頂いた体験と感想」について投稿させていただきます。

 

「精神交互作用とは何か」

 

神経質において精神交互作用というのは、ある感覚に対して、注意を集中すれば、その感覚は鋭敏となり、この感覚鋭敏は、さらにますます注意をその方に固着させ、この感覚と注意とがあいまって交互に作用して、その感覚をますます強大にするという精神過程に対して名づけたものである。

ところが神経質患者は、ヒポコンドリー性気分から、これを病的異常と考え、これに対する恐怖と予期感情とを起こして、精神交互作用により、その感覚をますます憎悪し、これに執着していつまでも長く症状を固定するようになるのである。(『神経質の本態と療法』)

 

★「ご相談者から頂いた体験と感想」

 

私は不完全恐怖と不潔恐怖で、以前まで大好きだった家事ができなくなってしまい、毎日が苦しくて生きる希望を失っていました。

一番つらかったのは、洗濯物を干す時の干し竿を拭くことでした。

洗濯機を使っているのにも関わらず、「キレイに洗えているか?」や「ちゃんとすすげているか?」などに意識がとらわれ、強迫行為を繰り返し、洗い上がった洗濯物を干すとき、干し竿を何回拭いても洗濯物を干せなくなりました。

竿を拭き終えるたびに、「まだきれいに拭けていないのでは?」「せっかくきれいに洗った洗濯物をこの竿に干したら、竿の汚れが洗濯物についてしまうのでは?」という強迫観念に襲われ、いてもたってもいられなくなり、バカバカしいと自分では分かっていながらも、また竿を拭き直すことが止められませんでした。その時は、一生懸命に拭き直せば、きれいに拭けると思っていました。しかしその結果待っていたのは、極度の不毛感と抑うつ状態でした。

そんな中、堀川先生のカウンセリングを受けたとき、「精神交互作用」という言葉を聞きました。

 

~マイナスの行動からプラスの行動へ~

 

堀川先生とお話を重ねていくうちに、私の強迫行為が「マイナスの行動」であることが理解できました。でも、簡単には強迫行為を止めることはできませんでした。いま振り返ると、そこが強迫神経症の辛いところだった思います。

それでも、強迫行為がマイナスの行動であることを「分かっていること」と、「分からないでいるまま」では、はっきり違うと思いました。

とても苦しい挑戦と行動の連続でしたが、いま自分がやるべきことに意識的に取り組むことによって(←プラスの行動)、強迫行為の回数が少しずつ減るようになりました。そして、行ったり戻ったりを繰り返しつつ、長いあいだ悩んできた強迫行為から開放されることができました。

 

今回の投稿は以上となります。

 

『あなたは独りではありません!!』

 

私と一緒に、「神経症」「うつ」「HSP」の悩みや生きづらさを克服しましょう🎵!

 

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