🌈パニック障害のご相談者が安心した言葉…森田療法の『死は恐れざるを得ない』を聞いて

森田療法の『死は恐れざるを得ない』という言葉を聞いて、「パニック障害」(乗り物恐怖)を克服した、ご相談者のお話を紹介させていただきます🎵🌈。

 

「神経症」「うつ」「HSP」のお悩み克服 精神心理カウンセラーの堀川です🍀🍀🍀。

 

今回は、『死は恐れざるを得ない』について、森田先生が語られたこと、そして「ご相談者から頂いた体験と感想」について投稿させていただきます。

 

『死は恐れざるを得ない』

 

我々の最も根本的の恐怖は、死の恐怖であって、それは表から見れば、生きたいという欲望であります。これがいわゆる命あっての物種であって、さらにその上に、我々はよりよく生きたい、人に軽蔑されたくない、偉い人になりたい、とかいう向上欲に発展して、非常に複雑極まりなき吾人の欲望になるのである。

 

それで我々は、自分はどうしてこのような欲望が起こるか、なに故に病気が恐ろしいとか、不眠が苦しいとか、種々の場合と条件とを、自己反省によって追及して行くと、その根本的の意味がわかってくる。これを自覚といって、修養が積むほど、その自覚が深く正しくなってくるのである。(『森田正馬全集第5巻』)

 

★「パニック障害」を克服したご相談者からの体験と感想

 

堀川先生の『森田理論講座』を受講し、森田療法はある意味で「自覚療法」と呼ばれていますと仰りました。また、森田正馬先生が患者に向かって「諸君と僕のどこが違うと思うか?」と問い、「自覚が違うのである」。「神経質者がとらわれから脱皮するのには、自覚することが何より大切であると、くり返し言っておられます」と聞き納得するところがありました。『森田理論講座』で「生の欲望」と「死の恐怖」について堀川先生から学び、いまでは、「心の持ち様」が「自覚」に繋がるのではないかと思っています。

 

~「パニック障害」からの「自覚」~

 

私はパニック障害で悩み苦しみ、自分の心の中で「どうすればパニック障害を治すことができるのか?」「何が、どうしてこんなに不安なのだろうか?」「不意に襲ってくるこの強烈な恐怖感は何なのか?」とずっと考え苦しんできました。

 

堀川先生の『森田理論講座』と『カウンセリング』を受け続けるうちに、不思議なもので、少しづつ不安や恐怖を受け容れることができるようになりました。不安に学び本来の自分を自覚できた気がします。

 

~「性格の特徴を活かす」~

 

『森田理論学習』の成果は、私にとって人生観を変えるほどの大きな成果をもたらしたと感謝しながら、毎日を送っています。そして、森田理論を勉強する期間をいかに集中的に作れるかがポイントだと私の体験から思いました。それでも神経質的な性格は残りますが、それは私が持って生まれた資質であって、目的はその神経質な性格の特徴を活かせるようになることだと感じています。

 

~「森田理論学習」の大きな成果~

 

『森田理論学習」を受講したお陰で、学習前には急行電車はおろか各駅停車にさえ乗ることがとても困難な状態でしたが、今では「目的本位」で用事があれば急行電車にも乗れるようになりました。また、長年の夢の一つだった、カンボジアのアンコールワットにも飛行機に乗って行くことが出来ました。

 

パニック障害と乗り物恐怖で疲弊し切っていたこれまでの自分と比べ、夢のような日々を実際に送ることができています。

 

このように変われた自分をとても嬉しく思い、自分は”よりよく生きたい”との欲望が人一倍強かったということを自覚できました。

 

堀川先生の『森田理論講座』を受講して本当に良かったとともに、とても感謝しています。ありがとうございました。

 

今回の投稿は以上となります。

 

「あなたは決して独りではありません❗❗」

 

私と一緒に、「神経症」「うつ」「HSP」の悩みや生きづらさを克服しましょう🍀🎵❗

 

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